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箱根駅伝予選会2016

6日経過し感情を抑えることに成功したため、ようやく書くこととなった。それでは…
1位、大東文化大学
5kmの通過からゴールまで合計タイムでは全てトップ通過という安定感を見せ付けた。平年と比べて気温が高かったものの、10人全員が62分以内というハイレベルな走りであった
2位、明治大学
中盤~終盤にかけてペースを下げずに終わってみれば首位の大東文化大学と合計タイムでは僅か10秒差という結果になった。昨年はアクシデントに泣いたものの、2年ぶりの箱根駅伝シード権奪還は近い
3位、創価大学
今大会1のサプライズは創価大学だろう。今シーズン好走しているセルナルド祐慈選手はもちろん、留学生のムソニ・ムイル選手を中心に私の想像以上の走りを見せてくれた。常連校となるべく邁進してほしい
4位、法政大学
2校目のサプライズは法政大学だろう。5kmの通過時点では合計タイムで11位ながら、最終的に4位まで上げている。毎年箱根駅伝予選会ではボーダー争いをしていたものの、今年はひと味違う姿を見せてくれた
5位、神奈川大学
前評判の高かった神奈川大学は今年も安全圏に入った。今年日本人トップのタイムを叩き出した鈴木健吾選手の存在がやはり大きい。他校が良すぎたため順位こそ5位だが、箱根駅伝でのシード権へのチャンスはまだまだある
6位、上武大学
3校目のサプライズは上武大学だろう。前評判では通過は厳しいと言われながら、昨年より速いペースでの集団走の徹底を成功させた。走力は上がっているため、箱根駅伝でシード権争いに絡む姿を見たい
7位、拓殖大学
全日本駅伝予選会では4位という好走を見せた拓殖大学は4位通過の立役者、馬場祐輔選手が111位、戸部凌佑選手の不出場もあり7位となった。予選会9位通過から本戦でシード権を獲得したこともあるためここから上げてほしい
8位、國學院大學
前回まさかの予選落ちを経験したものの、今年は出場選手が好走を見せて箱根駅伝に返り咲いた。細森大輔選手、蜂須賀源選手をはじめとした上級生に強い選手がおり箱根駅伝では初の1桁順位にも期待が持てる
9位、国士舘大学
全日本駅伝予選会に続き箱根駅伝予選会も突破し、今世紀初の全日本駅伝・箱根駅伝両方出場という快挙を成し遂げた。過去2回11位とあと一歩シード権まで届かない現状から脱却をするチャンスと捉えて台風の目になってほしい
10位、日本大学
予選会前は突破確実と言われパトリック・マセンゲ・ワンブィ選手の全体トップでの走り、石川颯真選手の日本人2番手のタイムという好走がありながら3番手以下の選手が伸びきらずギリギリでの通過となった。箱根駅伝でシード権を奪還するためにも切り替えることが必要であるとファンながら実感した
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スカウトで勝敗は決まるのか

昨年の高校三年生の5000mPB上位50人の中で彼らが高校二年生時の箱根駅伝でシード権を獲得した大学に進学した選手がどれくらいいたか知っている方はどれくらいいるだろうか。私は知らなかったため調べてみた。答えは37人である。そして実業団に就職した選手が4人。つまり彼らが高校二年生時の箱根駅伝でシード権を獲得できなかった大学に進学した選手は僅か9人なのである。このシード権を獲得した大学とシード権を獲得しなかった大学の差は年々広がっている。このとき何が起こるか。一番最初に考えられることは箱根駅伝でシード権を獲得する大学が固定されるということである。という訳でその点から考慮して進めていく
最初にスカウトの結果実力者が入り、シード権を獲得。更には駅伝での優勝、または狙える位置まで上り詰めた大学を紹介したい
今、真っ先に挙げられる大学は青山学院大学である。40年以上シード権から遠のきながら、シード権を獲得してから僅か5年で箱根駅伝優勝まで上り詰めているのである。最大の要因はスカウトと断言する。原晋監督の画期的な練習も要因の一つだろう。しかしスカウトの占める割合には及ばない
その理由としてかつて予選会を突破していなかった時期に(当時)高校トップレベルの選手であった大谷遼太郎選手の入学、シード権の獲得すらしていなかった時期に(当時)5000mで13分台を出した竹内一輝選手が入学している。箱根駅伝予選会に参加していた大学としては破格の好スカウトである。更に第92回箱根駅伝で優勝したときの4年生は同学年では最高のスカウトであった。そして今の選手たちも同学年では3本の指に入るスカウトだ。これだけのスカウトを行った大学が箱根駅伝で優勝しているという現実からもスカウトが大きい割合を占めるということが分かる
次に忘れてはならないのは東洋大学の存在である。箱根駅伝では青山学院大学を上回る4度の優勝を誇る名門校である。この快進撃の要因もまたスカウトと断言する
思えば東洋大学の快進撃は柏原竜二選手の入学から始まったと言っても過言ではない。箱根駅伝でのシード権を争っていた大学に当時の高校生の中でトップクラスのスピードとロードでの強さを兼ね備えていた選手が入学したのだ。そして登りでの強さが(当時)箱根駅伝の最長区間であった5区と上手くマッチしたのである。その結果柏原選手の存在を知った、かの有名な設楽啓太選手、悠太選手。高校時代に13分台を出した服部勇馬選手、弾馬選手兄弟をはじめとした世代トップクラスのスピードを誇る選手をスカウトしている(他にもいるが割愛)
現3年生以下の世代の選手も毎年のように他大学と比べて上位に位置する好スカウトを誇り、上位戦線に残り続けている。これは箱根駅伝で優勝した際に強いインパクトを残しているからだ。選手が育つことは前提であるが、強さの礎にはスカウトが大きな割合を占めているという事実は明確であろう
そしてスカウトを語る上で欠かせないのは東海大学の存在である。東海大学のスカウトは年々良くなっており、最も顕著に現れたのは昨年のスカウト(今年度の大学新入生トップ3(後編)を参照)である。この記事から5000mPB上位50人から大学に進学した選手のうち、約2割の選手をスカウトしていることが分かる。これは先ほど述べた2校を遥かに凌ぐスカウトである。しかしながらこの世代だけが強い訳ではない
箱根駅伝の出場すら危ぶまれていた時期に(当時)高校トップクラスの選手であった廣田雄希選手の入学、箱根駅伝でのシード権を獲得していなかった時期に(当時)5000mのPBで世代トップのタイムを誇った湊谷春紀選手の入学という他大学では考えられないような好スカウトを実現させた延長線上に今の大学一年生のスカウトがある
スカウトの好転とともに成績は年々向上している。箱根駅伝でのシード権獲得はもとより、全日本駅伝で2年連続シード権獲得という東海大学初の快挙。さらには先日の出雲駅伝では9年ぶりにシード権を獲得したのだ。これはスカウトの好転が関係しているといえる。つまり史上最高のスカウトと言われる現大学一年生が学年を重ねるごとに三大駅伝での優勝に近付くのだ。青山学院大学東洋大学が好スカウトにより常勝軍団へと上り詰めたように、東海大学も常勝軍団への道を歩むだろう
ここまでは長々と好スカウトによる効果を書いてきたが(本当に書くべき大学は筆者である私が駅伝に興味を持った段階では既に強かったため、今回は省略とします…)スカウトだけで決まらない大学もある。その例を挙げよう
そう考えると、考えられる大学は帝京大学だろう。帝京大学は5000mのPB上位50人のうちから1~2人入ったら良いスカウトと言われるほど高校時代に強かった選手は入学しない。しかし箱根駅伝では毎年のようにシード権争いまたはシード権獲得を達成している。これまでの大学の例とは真逆である。何故だろうか
帝京大学の主力選手は殆どが3、4年生である。ここ数年は1、2年生も絡んでいるものの即戦力と言われる選手は少ない。つまり2~3年間かけて駅伝で通用するように選手をじっくりと育て上げているのだ。この点におけるメリットはスピードこそ他校の選手に及ばないものの、スタミナ面では安定するということだ。そのため帝京大学の選手は目立った失敗をせずに実力通りに走りきる。これは長距離において、簡単なようで難しいものである。そのような「強さ」を求める高校生が可能性に懸けて入学するのである。スカウトした高校生が強ければ上位に食い込むわけではない。大切なのは選手のレベルに合わせた練習を行うということが分かる。
強い選手がいる大学が勝つ。正しいことのように思われるが、それだけで大学駅伝は語ることはできない。各大学ともに戦略を考えることで入学時に格上と言われた大学を逆転することもある。今の高校生たちは情報リテラシーを活用できるため、大学名だけではなくそういう点も大学を選ぶために考慮してほしい

出雲駅伝2016

まずは青山学院大学の優勝を称えたい。昨年の優勝の立役者である小椋裕介選手、久保田和真選手、山村隼選手が卒業しながらも彼らの穴を鈴木塁人選手、下田裕太選手、安藤悠哉選手が埋めるような走りを見せた。そのような走りをされたら優勝は固いだろう
戦前の優勝候補筆頭であった山梨学院大学はアンカーのドミニクニャイロ選手の追い上げも及ばず惜しくも2年連続の2位となった。昨年も青山学院大学を追い詰めており、直前の記録会でも好走が多かったため悔やまれる結果となった
3位には1年生3人を前半に起用するという奇策を用いた東海大学が入った。特に3区の關颯人選手はチームをトップに押し上げ、尚且つ区間賞を獲得するという大学駅伝でのいきなりのアピールに成功した。さらに6人全員が3年生以下という布陣は脅威しかない
私が応援している駒澤大学は5位という結果に終わり12年以来の出雲駅伝シード落ちという憂き目にあった。4区を走った下史典選手は区間2位という好走を見せたものの、故障して離脱した中谷圭佑選手の穴を埋めたとは言い切れない内容である。中谷選手の離脱により、本来なら違う区間を走る予定だった選手もいただろう。しかし臨機応変に対応しなければ今回のような結果となるのだ。強い新入生(現高校三年生)が入るため、3年生以下の選手には強い危機感を持ってもらいたい。今回目立ったのは中継所前での競り合いに遅れているという点だ。ここで勝てば5~10秒は上げられるため、全日本では変わった姿を見せてもらいたい
過去の全日本駅伝と今年の出雲駅伝をみるかきり全日本駅伝は今日取り上げた4校の中から優勝する大学が出ると予想しているがどうなるだろうか…

第252回日体大記録会~後編~

前編で書き切れなかった5000mを書く
※前編に続き、小数点以下は切り捨て
2日目
駒澤大学
5000m
35組
紺野凌矢選手、14:16(PB!)
白頭徹也選手、14:25
物江雄利選手、14:38
まずは紺野選手の自己ベスト更新を祝福したい。今シーズン5000m、10000m共に自己ベストを更新しているものの再度の更新は福井県出身者として嬉しく思う
白頭選手は最終組ならば自己ベスト更新を狙えるような状態まで上げているように見え、駅伝メンバーも視野に入る走りであった
物江選手は今シーズンタイムを上げていたものの今回は14分台後半という走りになってしまった。次回復活することを期待しよう
36組
西山雄介選手、13:54
高本真樹選手、13:58(PB!)
浅石祐史選手、14:02
大塚祥平選手、14:04
川戸拓海選手、14:12(PB!)
中村大聖選手、14:17
金尾圭祐選手、14:19
工藤有生選手、14:25
中村大成選手、14:44
下史典選手、DNF…
西山選手・浅石選手・大塚選手は自己ベストにに近いタイムで走り、出雲駅伝に向けてアピールになったのではないだろうか
高本選手は約2年10ヶ月ぶりの自己ベスト更新。そして自身初の13分台を達成したこともあり出雲駅伝のメンバー入りが近付く走りとなった
川戸選手は昨年に引き続き自己ベスト更新となった。スタミナ面が課題となるが高校駅伝で区間賞を獲得したときの走りを思い出してほしい
金尾選手は1年時の日本学生ハーフマラソン以降満足の行く走りができていないものの、今回を浮上のきっかけとしてもらいたい
工藤選手は序盤苦しい表情ながら後半は爆走を見せたため、さほど不安ではないだろう
むしろ途中棄権をしてしまった下選手の方が心配である。序盤から走り方に違和感があり3000m付近で走りを止めてしまった。駅伝シーズンに影響を及ぼさないことを祈る
1年生の通称「W中村たいせい」は洗礼を受けたのではないだろうか
中村大聖選手は悪い走りではないものの、終盤に上げることができなかったのは残念である
中村大成選手は完走した選手の中では駒澤大学で一番遅いという不本意な結果となってしまった
2人とも最終組は少し荷が重かったかもしれない
あとがき
今回の結果だけでは誰が出場するか分からなくなるくらい選手同士の差が縮まっている。出雲駅伝は誰が出場するかますます楽しみになった

第252回日体大記録会~前編~

恐らく人生初の2日間連続観戦と最初から最後まで観戦するという荒業を成し遂げてしまった大会となった。今日は1日目のことを書こう
※小数点以下は切り捨て
1日目
駒澤大学
800m6組
谷尚威選手、2:00
雨中での走りとなり満足の行くものでは無かったものの次回の走りに期待したい
1500m10組
杉山秀樹選手、3:53(PB!)
最終組にて見事なPB更新。今後は5000m以上の長距離にも挑んでほしい
10000m17組
中西亮貴選手、29:34(debut!)
10000mデビュー戦で最終組に抜擢されながらこのタイムで纏めた印象。駅伝シーズンに向けて上々の走りではないか
コニカミノルタ
10000m17組
ポールクイラ選手、28:35
伊藤正樹選手、30:33
両名とも満足の行く結果とは言い難いものの東日本実業団駅伝、八王子ロングディスタンス辺りで調子を取り戻してほしいものだ
5000mは明日書きます(^-^;

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